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映画記録56【殺人の追憶】

こんにちはこんばんは
本日の映画記録は

殺人の追憶です!

~あらすじ~
1986年、ソウル近郊の農村で若い女性が何者かに殺害される事件が発生。
その後も同様の手口の殺人事件が相次いで発生し、地元警察の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された若手刑事ソ・テユンが捜査に乗り出す。
性格も捜査方法も正反対の2人は衝突を繰り返しながらも執念で捜査を続け、ついに有力な容疑者が浮かび上がるが…。

 

!!ここからは盛大なネタバレ・残酷描写を含みます!!

全体の感想

希望がちょっと顔出したと思ったらダッシュで逃げていく、そんな映画でした...

私はバッドエンドものの作品も結構楽しめるんですが、そんな私でもかなり胸糞と感じる展開にゲッソリ😔

終始「あ~あ~!なにやってんだよもうっ!!」と内心叫びたくなること請け合いです

イチオシ登場人物

パク・トゥマン刑事

地元の刑事、相棒のヨング刑事と共に村の連続強姦殺人事件の捜査を担当するが、証拠を捏造したり自白を引き出すため容疑者をボコボコにしたり、なにかとお粗末な刑事
よく言えば人情派タイプ、体力と直感力は高い

テユンとは捜査方針の違いからしょっちゅう喧嘩してる

ソ・テユン刑事

ソウルから派遣されてきた若き刑事
「書類は嘘をつかない」が口癖で、冷静に物証やデータから犯人に辿り着こうとするが、捜査が難航するとともに変化が...

トゥマン達の捜査方法に呆れて単独捜査しがち、あとあまり体力はない

グァンホ

捜査の途中で容疑者として取り調べを受ける可哀想な青年
知的障害があるので発言は明瞭ではないが、今回の事件に関して重大な証言を握る人物

良かった(?)点

当時にありがちなお粗末捜査の酷さ

捜査メンバー達

正直、見てて気持ちのいいものではなかったです😟
確かに昔の日本でも自白強要などは行われていたらしいですが、それにしてもひどい!!

可哀想なグァンホ

殴る蹴るは当たり前、なんだったら逆さ吊りやドロップキックもお見舞いします
セリフを覚えさせて証言を引き出したり足跡を偽装したりとやりたい放題です

挙句の果てには理詰めで捜査を進めるテユンにトゥマンがイライラをぶつけて喧嘩し始めたりなどなど...喧嘩なんかしてないで捜査してくれと言いたくなります
(大喧嘩シーンで二人の様子を見た課長がキレて椅子投げ始めたのは笑いました)

可哀想なグァンホその2

韓国に限らず、昔のように限られたリソースと技術で捜査するとなると、どうしても強硬な手段を取っちゃうんでしょうね
特に今回のような連続殺人系だと連鎖を止めたい気持ちが先行するでしょうし🤔

壊れていく刑事たちと重いラスト

証拠もない、被害は拡大する一方、自分達の捜査は空回ってる
時間が経つにつれ広がっていく刑事たちの間に広がる鬱屈とした空気と焦りが、観てるこっちの心にも突き刺さってきます

特に、最有力容疑者の犯行の様子をグァンホが見ていたと判明してからの展開は辛かったです...

以前トゥマン達に拷問されたトラウマから逃げ出したグァンホは、結局勢い余って電車に轢かれて死亡
さらに、現場から採取できた体液をDNA鑑定に回してる間に容疑者は監視の目を逃れ、新たな犠牲者を生んでしまうことに
(しかもその犠牲者が、テユンが捜査中に親しくなった女学生というのも悲しい)

ちょこっと希望を見せた後、その何倍もの力で絶望を叩きつけてくるので余計に落差でガッカリすることに🤕
全部とは言わないですが、刑事たちのお粗末な捜査の報いを最悪なタイミングで受けてる気がしてなりません💦

最終的に頼みの綱だったDNA鑑定も不一致という地獄の展開に
今まで物証を信じ続けてきたテユンも、こんな書類関係ないと言わんばかりに犯人を手にかけようとします

刑事として絶対やってはいけないことなんですが、人として彼が正しいことをしてるような気がして、でも本当に殺してしまったらテユンは結局私情で人を殺した犯人と同格の存在に墜ちてしまうようで...このシーンは息を飲んで見届けてました

結局トゥマンがテユンを止めて容疑者を逃がし、事件は迷宮入りへ...

短気だったトゥマンがテユンを制するほど冷静になり、冷静だったテユンが容疑者に銃を向けるほど怒りに駆られるという逆転現象も感慨深かったです🙄

最後に

「疑わしきは罰せず」とは言いますが、99.9%犯人と断定できてるのに逮捕できないジレンマが続いた2時間でした

現代の技術力やDNA鑑定の制度ならきっと逮捕できただろうなとつい考えてしまいます

この映画には元となる事件があったようなんですが、どうやら近年になって犯人が捕まってるようです...よかった😞

鬱エンド好きなかた、ぜひおススメの作品です!
ではでは~👋