こんにちはこんばんは
本日の映画記録は
「犬神家の一族」です!
日本の製薬王、犬神佐兵衛が残した謎の遺言状。
犬神財閥の巨額の遺産を巡って、血塗られた連続殺人が起こる。
犬神家の家宝である 斧(ヨキ)・琴(コト)・菊(キク)に隠された秘密とは?
名探偵・金田一耕助が解き明かす血の系譜、そして意外な真相とは!?
!!ここからは盛大なネタバレ・グロ表現を含みます!!
全体の感想
小説版に比べると、事件のロジック解明についての深堀りがやや少なめで
いくつかの展開がカットされてたのが惜しいところ💦
尺の都合だと思うのでしょうがないんですが...
(原作と違う設定もちらほら、分かり易さ重視のためかな?)
しかし、それを引いて余るくらいカメラワークとBGMが素晴らしいです!!
サスペンス好きは視聴の価値ありの作品だと思います!
イチオシ登場人物
金田一耕助
言わずと知れた名探偵
緊張したり考え事をしたりすると、頭をボリボリ掻く癖がある
映画では偶然と真実が複雑に絡み合った事件を上手に解説してくれる
このおかげで事件のあらましがとっても分かりやすい
最後のシーン、見送りが気まずくて急いで旅立つシーンが面白い笑
野々宮珠代
犬神佐兵衛の恩人・野々宮大弐の孫
小説版でも絶世の美人と表現されていたが、映画の珠代もとんでもない美人
遺言状により、遺産の分け前の権限に大きく関わることとなったため
犬神三姉妹に憎まれたり、三姉妹の息子達に襲われたりと散々な目に遭う
犬神佐清
犬神家長男、戦争で顔にひどい傷を負ったためこんなマスクを付けてる
犬神家といったら彼と逆立ちのイメージ笑
実は時計を直せるくらい手先が器用で、とても人物だったんだが...
今回の一連の事件の鍵を握る人物
良かった点
事件発生時の細かいカット割りやたたみかけてくる不穏なBGMがたまりません...
言い争いのシーンに細かいカット割りを行うことによって、言い争いの激しさを表現したり、
回想シーンをモノクロで表現したりなど、見る側が中だるみしない工夫がされています
全体的に薄暗く鬱々とした世界観かと思いきや
唐突にやってくる猟奇的なシーンも作品にメリハリを付けてくれます
佐武の死体発見シーンや
佐智の死体を発見した時の小夜子の発狂シーンや
ここからの小夜子の発狂シーンがあまりにも上手すぎる
有名な佐清(?)の逆立ちシーンも結構ひどいですよね
終盤の謎解きシーンは、金田一が時系列順に解説してくれるので
視聴者も置いていかれることなく楽しめるかと思います
最後に
せっかく横溝正史作品に手を付けたので、「八つ墓村」なども観たいですね
全体的に小説版をよくまとめていた作品でした!
個人的には佐智が猿蔵にぶん殴られるシーンも映像化してほしかった...!
ではでは~