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映画記録20【Mr.タスク】

こんにちはこんばんは
本日の映画記録は

「Mr.タスク」です!

 

~あらすじ~

ポッドキャストを運営するウォレスは、航海の話を聞いてほしいという老人の家を取材のため訪れる。

ハワードと名乗るその老人から手厚いもてなしを受けたウォレスだが、
出された紅茶に睡眠薬が含まれており、気を失ってしまう。

目が覚めると足の感覚がなく、パニックに陥るウォレスに対し、
ハワードは「これから君はセイウチになるんだ」と告げる。

一方、消息を絶ったウォレスを心配し、友人のテディと恋人のアリーがウォレスの足跡をたどっていた。

 

 

!!ここからは盛大なネタバレを含みます!!

 

 

全体の感想

皆さん、「まーたB級映画かよ」と思いましたよね?
しょうがないです、あらすじからしてどう見てもB級臭が漂ってますからね、しょうがないね

だがしかし!
だまされたと思って見てください!!

主人公を改造する博士の人間への諦めと、
心と体がゆっくりセイウチになっていく主人公の心理描写が思いのほか丁寧です!

グロ描写は思ったより少なく、サクサクとセイウチ化は進みます
(グロ苦手な人はきついかもです...)
むしろセイウチになってからのリハビリ期間のほうが長いです

あとオマケで登場人物の中に大物が混じってます!笑

見た後は平凡な日常って素晴らしい!と感謝することでしょう✨

イチオシ登場人物

ウォレス・ブライトン

ポッドキャストを運営する、不謹慎が皮を被ったような青年
取材のためカナダに来たところ、ひょんなことからハワードを取材することになり
彼の航海の話に聞き入ってたところを監禁される
セイウチになったり仕事仲間と彼女が浮気したりと、今作一番の被害者
(写真はすでに片足切除されてる)

ハワード・ハウ

No.387] Mr.タスク(Tusk) <52点> 【ネタバレ感想】 - Mr. Alan Smitheeの “時には映画の話を”

料理人として世界中を航海した経験のある老人
その実態は、人間を使って敬愛するセイウチを作ろうとする頭のネジが飛んでしまった人
きっっつい過去の経験から人間不信になってる

良かった点

やはりセイウチファイトのシーンが最高なんですが、
ここはぐっと我慢してセイウチファイトにいたるまでの過程を語りましょう

今作の悪役であるハワードさん、実はかなり可哀想な過去をお持ちなんです
両親を殺され、孤児院では精神病棟に入れられ、5年もの間暴力や性的暴行に晒されて
逃げ出したはいいが、料理人として乗っていた船が氷山にぶつかって沈没して、なんとか小さな島に泳ぎ着きます

そんなハワードを助けてくれたのが、1頭のセイウチだったんです
セイウチは彼を温めてくれて、寝食を共にしました

ハワードはセイウチを敬意を込めて「Mr.タスク」と呼び、
人間との関りで得られなかった穏やかな気持ちで救助を待ちます

しかし、食料が尽きてしまったとき、ハワードは敬愛していたMr.タスクを不意を突いて殺し、その肉を食らいます

それがハワードの一生の後悔でした
愛するあのセイウチにもう一度会いたい、今度は正々堂々と戦いたい

せや!
セイウチ人間作ってセイウチファイトしよ!!セイウチ人間”、爆誕す? 「 Mr.タスク 」 | berobe 映画雑感VSセイウチ人間”、爆誕す? 「 Mr.タスク 」 | berobe 映画雑感いや、そうはならんやろ

最後に

というように、ハワードさんがホラー映画にあるサディスティックな殺人鬼のように
知的好奇心ではなく、かなりの思い入れを持ってセイウチを作ろうとしてることがお分かりになることでしょう笑

セイウチとなった主人公が人間として生きれるのか、セイウチとして生きるのか...ぜひご覧になってください!

それと、作中でハワードを探す探偵が登場するんですが

この方、ジョニー・デップです

なんならジョニー・デップの娘もコンビニの店員役ででますし
娘が主役のB級映画もあります!

次はその映画をご紹介したいですね~
ではでは~