こんにちはこんばんは
本日の映画記録は
「仄暗い水の底から」です!
~あらすじ~
離婚によって新生活を始めることになった淑美と娘の郁子。
だが、夫と親権争いに巻き込まれ、引っ越したマンションでは不可解な足音や水漏れに悩まされる。
そして郁子が拾ってきた子供用のバッグから、未解決の幼女失踪事件の事実が浮かび上がる。
!!ここからは盛大なネタバレを含みます!!
全体の感想
薄暗い、じっとり、よどんだ空気感!
これぞザ・ジャパニーズホラーですね!
かなり昔に一度見たきりだったので、今見たら印象違うだろうなとは思っていましたが、想像以上にホラー要素よりも孤独と親子愛を重点に描かれた映画だと感じました
イチオシ登場人物
・松原淑美
離婚調停中の郁子の母親
自立した生活のため、郁子と問題のマンションに引っ越すが...
郁子のことを深く愛している
・松原郁子
淑美の子供
マンションに引っ越したのをきっかけに、謎の赤いポシェットを拾ってきたり
美津子の霊に絡まれたりと、なにかと可哀想な役回り
・河合美津子
主人公が引っ越してきたマンションで、過去に行方不明となった少女
おそらくマンション屋上の給水タンク内で溺死しており、母の愛に植えている
今作である意味一番可哀想な子供
良かった点
2002年公開の映画ですが、現代でも共感できそうなシングルマザー特有の孤独感にやるせない気持ちになります
加えて親権争いの真っ只中に家で起こる怪奇現象、上の階からの雨漏り、郁子の奇妙な行動、ぞんざいな態度の管理会社...
今の淑美にとって全てが悪いほうに向かっているみたいで、視聴中は恐怖よりも憐れみの感情が強かったです🥺
守りたい、この笑顔
後半は淑美の郁子に対する深い愛情に、ホラーそっちのけで感動していました笑
淑美にしがみつく美津子
特にクライマックス、淑美が美津子の霊に捕まった際に
駆け寄ろうとする郁子に対して
「止まりなさい!!」
「きちゃダメ!」
と制止する淑美
そのまま美津子を抱え、郁子を残して姿を消します
愛する母親を失った郁子に美津子の永遠の母親となることで郁子を守った淑美、死んでも寂しくて母の愛が欲しかった美津子
だーーーーれも悪くないんだが?
この気持ちをどうしたらいいんですか...😢
最後に
なんともモヤモヤする終わり方でした、さすが邦画ホラー
とりあえず給水タンクの調査をしてほしいです、作中では調査してないので...
死体があのまま放置なんで美津子も浮かばれません
ではでは~